お店の看板を見たりインターネットを検索していると、
『 〼 』という文字を見かけることがあります。
これは誤字ではないか、文章が途中で止まっているのではないかと思うと
なんだかモヤモヤしてしまいますよね。
実は、『 〼 』 は『 ます 』と読みます。
そこで今回は、枡屋(ますや)からこの 『 〼 』 という文字について、解説させていただきたいと思い〼!
1.〼の意味と読み方
↑ ここに仕切りが入った枡か灰皿の枡の写真
『 〼 』は枡記号と呼ばれる文字で、「ます」と読みます。
由来は江戸時代に使われていた計量器としての枡から。
それを上から見ると〼の形をしていたので、
ますと読むようになりました。
2.〼(マス)の使い方
2 – 1. 語尾の「~ます」の代わり
〼はよく文章の語尾の「~ます」の代わりに使われます。
こちらは、江戸時代にかなり多く使われていた言葉遊びで、
お店の看板に、「豆腐あり〼」「ありがとうござい〼」などと
書かれていることがあります。
2 – 2. 益々の代わり
ますには、縁起物のイメージがあります。
実際、枡にまつわる縁起の良い言葉には、
「二升五合」(ますますはんじょう(益々繁盛))というものがあり、
二升は升(ます)が2個ということで「ますます(益々)」
五合は一升(いっしょう)という量の半分であることから、「はんじょう(繁盛)」
それ合わせて、「益々繁盛」という意味があります。
これに「ます記号」を当てはめてた〼〼繁盛や〼〼幸せと言うこともあります。
他にも、「ます」とつく時にはいつでも使えるので、
ぜひ普段の会話の中にも気軽に使ってみてください!
3.まとめ
今回は、〼について解説させていただきました。
〼は枡の形から生まれた記号で、今も粋な言葉遊びとして使われています。
ぜひ、「ます」と書く代わりに、「〼」と書いて皆さんを驚かせてみましょう!
これからも枡の新たな可能性を探求していきたいと思います!
枡の未来にご期待ください!
★今回 「枡」に興味を持っていただいた方 へ朗報です!
新(開発中)商品を無料で楽しめるプロジェクトを開始しました!
その名も『大橋量器 アンバサダー プロジェクト』!
大橋量器と一緒になって、商品を楽しみながら作ってみたい、
伝統工芸品をもっと発信していきたい方、お待ちしております!
↓↓詳しくは、以下のリンクへ!(FaceBookページへ飛びます)↓↓