【インタビュー】2021.6.7 岐阜県立国際園芸アカデミー (岐阜県可児市) 一合枡 焼印入り

  

今回は、岐阜県可児市の「岐阜県立国際園芸アカデミー」の花き生産コース2年生の宮川鉄生さん、山内紅音さんにインタビューさせていただきました!

全国的にも珍しい園芸に関する専修学校で、花き生産の他にも花き装飾、造園緑化など、花と緑に関わる分野を幅広く学ばれています。今回は作成された「枡のマイクロ寄せ植え」を持って大橋量器にお越しいただきました!

  

Q. 枡はどのように使用されていますか?

研究課題で取り組んでいる「マイクロ寄せ植え」の鉢として使用しました。

マリーゴールドやケイトウを種からマイクロ苗として育て、それを一合枡の中に植え込んでいます。

試作を重ねた結果、水やりで枡が変形してしまわないように枡の内側にセロハンを敷いてから培養土をいれて植えることにしました。

仕上げに表層に化粧砂を敷いています。

授業で他の生徒たちと一緒に作成し、現在は学校が連携協定を結んでいる可児市や美濃加茂市などの役場の受付にも飾っていただいています。

Q. 枡を作ろうと思ったきっかけはなんですか?

マイクロ苗は見た目のとおり、その小ささが可愛らしく特徴的です。もともとは他の器でも作成していましたが、マイクロ苗の小ささを活かした容器があると良いなと思っていたんです。

そんな時に学長先生が卒業式で配っていらっしゃった枡をみて、手のひらくらいのサイズ感やヒノキの素材も良く、使ってみたいと思いました。

岐阜県の地場産業であることも分かり、先生方の協力もあって実現しました。

学校のPRとして学校名の焼印も入れてもらっています。

Q.実際に作ってみた感想はいかがですか?

今回、研究で防水塗装をした枡もいろいろ試しましたが、ヒノキの香りや手触りを活かしたくて無垢の枡を使いました。

やはりヒノキの香りが良くて、寄せ植え中も癒されました!

一合枡はちょうど4~6株を植えられて、机の上に置けるコンパクト感も気に入っています。

以前は丸型の鉢を使用していて、四角い枡の形はどうかなと思っていましたが、植えにくさは感じませんでした。

四角の中で配置のバランスをみたり、枡の淵の部分に土がついて汚れないようにセロハンを大きめに入れて植え込んでから端を切ったり、綺麗に仕上がるように工夫しました。

実際に植栽をしてみて、ヒノキの白木にはグリーンはもちろん赤や黄色の色が濃い花も合うと思いました。

Q.大橋量器へのメッセージや要望はありますか?

今回、お店で変わった形やインテリアとしての枡をみて枡の可能性を感じました。

国際園芸アカデミーでは植物に関するさまざまな研究をしています。

例えば、岐阜県の特産のフランネルフラワーのドライフラワーをつかって枡の入浴剤のマスソルトとコラボできたら素敵だなと思います。

枡のマイクロ寄せ植え以外にも手元においた時に幸せを感じてもらえるような商品を一緒に開発できたら嬉しいです。

情報:岐阜県立国際園芸アカデミー
ウェブサイト:https://www.horticulture.ac.jp/

国際園芸アカデミーさんと大橋量器は岐阜県が運営している「ぎふ花と緑の振興コンソーシアム」にも所属しています。

異業種での商品開発をすすめる活動を進めていく中でも今後も枡と植物をとおして一緒に活動していけたら嬉しいです!

<ご注文内容>
・一合枡 https://www.masuza.co.jp/SHOP/m-1.html
・焼印銅版代 https://www.masuza.co.jp/SHOP/o-1.html

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